2012年12月22日土曜日

【感想】SF研究部(作・PQ+様)

シル学ユーザデータ大賞の期間も、残り少なくなってきましたね。
今日は、この新クラスデータの感想を書かせていただきます!

SF研究部
http://www.silversecond.com/game/SilGakuMOD/html/tdv207.html?#13525107254301


このクラスでまず書くべきは、オリジナルキャラクターの多さと濃さだと思います。作者のブログでも「キャラ重視」が謳われているだけあって、敵の幹部から存在感の薄い仲間まで、魅力的なキャラクターが設定されています。
  • カリスマ性、遊び心あふれる部長
  • 妙に庶民くさくサラリーマン風の、悪の戦闘員
  • 家事を押し付けられているフォースの達人
などなど、とにかくキャラクターが非常に充実している点は、特筆すべきだと思います。そんな人々と一緒にわいわいやりながら、仲間と協力して災いを阻止していく一年を過ごすことができるシナリオです。

イベント・シナリオについては、時に熱く時に笑える高密度なテキストで、かつ量も多くて非常に充実している印象です。普段の学院生活の描写も含めて、圧倒的なボリュームがあります。それでもこのクラスの濃いキャラクターたちの物語をもっと読みたいという気持ちになりました。日常のイベントが多くて退屈しない点も、このクラスの魅力だと思います。

また、メタ的な表現が割と直接的に登場するところに特徴があります。他のユーザデータに比較してメタ発言系のギャグが多く感じたので、これは人によっては気になるかもしれません。ただメタ発言のあとのフォロー(突っ込み)はきちんと入っているので、私は気になりませんでした。

このクラス独自のシステムとしては、変身時の装備強化と仲間の役割分担、毎週土曜日の戦闘などが挙げられます。主人公は基本的に一人で戦うのですが、このシステムによってSF研究部がそれぞれの役割を生かしながら、チーム全員で戦っているという雰囲気を高めています。

シル学のユーザデータではありますが、オリジナルキャラクターが前面に出ているため、新鮮な雰囲気で一年間を楽しむことが出来ます。

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