2012年12月31日月曜日

シル学ユーザデータ大賞、感想まとめ

先日のユーザデータ大賞について、各部門ごとに気が付いた点や思ったことをまとめておきたいと思います。全部を語っていたらキリがないので、ほんの一部の作品しか触れていませんが……改めてリストアップされたデータを見て、本当に多くの力作が投稿されたのだなぁと再認識しました。


新クラス部門

力作揃いの新クラス部門の中でも、災害対策本部が最も支持を集めたみたいですね。キャラクターは総出演だし、システムは凄いしで、この完成度には圧倒されますね。保健管理部と美術部は出来が良いのはもちろんですが、シーナがシナリオで優遇されている点は、個人的に強調したい! どっちも楽しかったので、感想をブログに書き残していなかった点、自分の中でちょっと後悔してます。美術部は、私にとっては少し難易度が高かったので、もう少しやさしめにして欲しかったかも。

真なる魔王ルートと FinalChallenge は、クラスデータの中では珍しい「原作との親和性」が「なじむ」側に評価されたデータですね。 FinalChallenge の、原作イベント最重視の姿勢でありながら、システムの改良を加えて遊びやすくして、新しい楽しみを加えているところが好きです。真なる魔王は新しいストーリーなのに「なじむ」側なのが、何気に凄いと思います。オリジナルキャラが登場するので、シル学以外の要素も含むストーリーなのですが、原作の真なる魔王があっさりだったところを上手く補完している点が、「なじむ」と評価を受けたのではないかと考えています。

魔術人形編は、また他のクラスとは違ったプレイ感ですよね。イベントやストーリーもよく出来ていて、オリジナルキャラクターのエンディングにも感情移入できました。この作者さんはシルノ二次創作のオススメにも入っていますから、なんと2作連続で……すげぇ……。


基本クラス部門

まず、以前からオススメデータに入っていた作品は今回も上位に入っていますね。本当に原作に溶け込んでいたと思います。ロベルトの家追加データは、このブログでも感想を書かせていただきましたが、他の方からも高く評価されていることが今回改めて分かりました。

あと、公安イベント追加その1は私もイチオシでした。埋もれた良作になってしまわないか(勝手に)心配していたのですが、好評で嬉しかったですね。

他にも、トーテム追加・イベント追加・住居追加などが割とムラなく評価されていた印象がありました。私は武運部イベント追加やロッカー室などの学院生がわいわい楽しくやるイベントが好みだったので、そういうデータに高めの評価をしました。

カイルさんの特典アイテムまとめは、「機能追加」ともいえるシル学を便利にしてくれるユーザデータでしたね。投票コメントもその便利さを評価する言葉が目立ちます。


ショートストーリー部門

自分のSSについては、シーナのほのぼの話からバカ服ネタまでかなりの開きがあると思っていたのですが、それぞれに評価していただいたのが本当に嬉しいです。ありがとうございました。

2位のシズナ短編SSは、私にとって特別な作品です。このSS後半のシーナたちのセリフによって、私はSSを書こう! と思い立ったので。当時はシーナ関連のユザデが少なかったんですよね。あることはあったのですが、楽しいデートから一気に暗転する……止めておきましょう、あれはトラウマです……。このSSでシズナが言っていたように「誰もやらないなら自分がやればいい」に見習って投稿したのが、始まりでした。まさかここまでどっぷりハマるとは。


その他部門

とむやんさんのツールが納得の一位でしたね。非常に多機能で、私もお世話になりました。見た目の便利さもさることながら、中身のコードを見るとまた、楽しいと思います。とても工夫されていて、参考になります。

私のツールも二位になっていたのですが、これはとむやんさんのツールに完全に含まれている機能なので、役割は終えているものです。コードもとむやんさんの方がはるかに洗練されています。ただ、とむやんさんのツールの元になった点は、自分の中でちょっと誇りに思っています。

SS用テクニック集にも刺激を受けました。テクニックを使用したこともありますし、私もテクニックを紹介するSSを書きたくなり、実際投稿したという点でも、影響を受けました。

他にも投稿された様々な画像データも、ユザデ制作者にとって嬉しいものですよね。私の場合、自分が「ケモノミミ」を使うSSを書くとは思っていなかったのですが、いざ必要なときに画像があると本当にありがたいです。



今回のシル学ユーザデータ大賞をきっかけに、ユーザデータに興味を持った方がいたり、ユーザデータ投稿が増えたりと、盛り上がったのは嬉しかったですね。とても楽しいイベントでした!

それでは、よいお年をお迎えください。

2012年12月26日水曜日

シル学ユーザデータ大賞、結果!

およそ一ヶ月の期間で行われた「シルフェイド学院物語ユーザデータ大賞」。ついに結果が発表されましたね!

私のユーザデータに投票してくださった皆様、本当にありがとうございました! 身に余るほど高い評価を頂いて、結果発表を見たときは本当に体が震えました。 掲載されたコメントも全部読ませていただきました。 ありがとうございました!

まだ若干舞い上がっているところがあるので、冷静になったら、またじっくり結果を読んで楽しみたいと思います。

ひとまず、SSを書くに当たって常に気になっていた「原作との親和性」について、自分の受けた評価をまとめてみました。

新鮮
片道探究部
アンロック・ミー
シーナの学院見聞録 / 並列世界のサラたちへ
無茶をしすぎた主人公 / 崖の上にて
バカのみぞ見えぬ服 / バカには見える服 / エルコート書店の疑惑
オルゴールのお返し / 救世の探究者
急患はサンタクロース
なじむ

意外だったのは、「バカ服」系の話が「なじむ」側だったことです。「シーナがバカ服を着る」話って、原作になじんでいるんですね。そうかな!? と思ったのですが……言われてみれば何となく、なじんでいる気がしてくるから不思議です。とりあえず原作の裸方面のネタに対するキャパシティは、思っていた以上に大きいことが分かりました。

自分の中では、「シーナがバカ服を着る話なんて、今度こそ怒られるんじゃないか?」と恐れながら投稿したSSだったので、当然「新鮮」側だと思い込んでいたんです。でも思えば、シル幻でも片道勇者でも、脱衣系ネタは若い女子だろうと関係なく適用されていましたね。

脱衣ネタってホント「なじむ」んですよね。シル学キャラはみんな裸になれますし。……改めてシル学ユーザデータの懐の深さを知った気がします。そして、受け入れてくださった皆様、ありがとうございました。



また、シンセトSS「エルコート書店の疑惑」について、
「現在のバージョンのシル学では60%引きまでしかないのが残念。」 
というコメントを頂きましたので、この件についてご説明します。

交渉1回で値引きされるのが60%でも、Will が残っている限り、交渉は重ねて使用することが出来ます。 本屋の育成本6冊全て購入する際、交渉を3回使うと、
5950シルバ → 2380シルバ → 952シルバ → 357シルバ 
となり、9割引きを超えることが出来ます。SSの中で店長が「段階的に」値引きされたと言っているのは、交渉の重複使用のことを指しています……すみません、分かりにくかったと思います。

念のため現在のバージョンでも交渉の重複を試したところ、可能でしたのでご報告します。

上の「357シルバ」の数字は、「エルコート書店の疑惑」の中でそのまま使っています。


改めまして、投票してくださった方、コメントをくださった方、SSを読んでくださった方、ありがとうございました!! そして SmokingWOLF さんに、心から感謝します。

さて、それではこれから、イーリスを選んでシルフェイド島へダイブしてきます!

2012年12月22日土曜日

【感想】SF研究部(作・PQ+様)

シル学ユーザデータ大賞の期間も、残り少なくなってきましたね。
今日は、この新クラスデータの感想を書かせていただきます!

SF研究部
http://www.silversecond.com/game/SilGakuMOD/html/tdv207.html?#13525107254301


このクラスでまず書くべきは、オリジナルキャラクターの多さと濃さだと思います。作者のブログでも「キャラ重視」が謳われているだけあって、敵の幹部から存在感の薄い仲間まで、魅力的なキャラクターが設定されています。
  • カリスマ性、遊び心あふれる部長
  • 妙に庶民くさくサラリーマン風の、悪の戦闘員
  • 家事を押し付けられているフォースの達人
などなど、とにかくキャラクターが非常に充実している点は、特筆すべきだと思います。そんな人々と一緒にわいわいやりながら、仲間と協力して災いを阻止していく一年を過ごすことができるシナリオです。

イベント・シナリオについては、時に熱く時に笑える高密度なテキストで、かつ量も多くて非常に充実している印象です。普段の学院生活の描写も含めて、圧倒的なボリュームがあります。それでもこのクラスの濃いキャラクターたちの物語をもっと読みたいという気持ちになりました。日常のイベントが多くて退屈しない点も、このクラスの魅力だと思います。

また、メタ的な表現が割と直接的に登場するところに特徴があります。他のユーザデータに比較してメタ発言系のギャグが多く感じたので、これは人によっては気になるかもしれません。ただメタ発言のあとのフォロー(突っ込み)はきちんと入っているので、私は気になりませんでした。

このクラス独自のシステムとしては、変身時の装備強化と仲間の役割分担、毎週土曜日の戦闘などが挙げられます。主人公は基本的に一人で戦うのですが、このシステムによってSF研究部がそれぞれの役割を生かしながら、チーム全員で戦っているという雰囲気を高めています。

シル学のユーザデータではありますが、オリジナルキャラクターが前面に出ているため、新鮮な雰囲気で一年間を楽しむことが出来ます。