2012年5月26日土曜日

黒サラSS「並列世界のサラたちへ」(作・シーラカンス)

黒サラSS「並列世界のサラたちへ」
http://www.silversecond.com/game/SilGakuMOD/html/tdv214.html?#13370041521201


今回は、シルフェイド学院物語発売一周年に合わせて、公開させて頂きました! シルフェイド学院物語を製作してくださったSmokingWOLF様、そしてユーザーデータの製作者様に感謝! 楽しい時間をありがとうございました。ここ最近で一番熱中したゲームです。

この黒サラSS「並列世界のサラたちへ」の作成には、かなり時間がかかってしまいました。1月頃から書きかけていたものを一周年に合わせて完成させました。

今回の話は、ネタ的に黒サラ・サラの設定について考察しなければ書けない部分が多くて、苦戦しました。黒サラの呼び方についてもその一つです。「黒」サラだからこその話だったので、周りの呼び方が「サラ」なのか「黒のサラ」なのかは重要でした。主人公以外が、「黒サラ」もしくは「黒のサラ」という呼び名を認識していないと、この話は序盤で展開せずに終了してしまいます。呼び名の問題については以前ブログに書かせて頂きました。コメントをくださった皆様、本当にありがとうございました。おかげ様でこの問題をクリアできました。

地歴部の日常風景は書いていて楽しかったです。遺物整理のバイト部分が書いているうちにとても長くなってしまったので、半分位削りました。地歴部ってあまりに異色なメンバーがそろっていて、部室や探索でどんな光景が繰り広げられているのか、興味をかき立てられますよね。各メンバー間の人間関係を想像するのは難しいのですが、遺物整理の仕事を協力してやっているうちに、きっと打ち解けてくるのではないかと思います。

今回一番難しかったのは、ストーリーをいかにまとめるかという部分でした。このSSでやりたい事は、とりあえずできたのですが、もっと上手くまとめられれば……。一周年という区切りがなかったら、ずっとストーリーの畳み方が定まらず、完成しなかったかも知れません。

ギャグだけで終わらせるより、少しは黒サラが幸せになる方向へ進んでほしいとは思っていたのですが、かといってあまり都合の良すぎるのも……と考えているうちに、あのような結末になりました。あの時点での黒サラが「わだかまりがなくなった! すっきり!」となるようには思えないので、このような終わり方も合っているのかも知れませんが……難しいですね。