シル学の気になるキャラのひとり、タツゴロウ。
なぜなら、私も彼と同郷の、新潟で育ったからです。
祖父母は新潟弁バリバリです。
私はほとんど方言は喋れず、たまに祖父母の言っていることが分かりません。
いつか新潟のネタでタツゴロウをいじってみたいと思っています。
そんな彼の謎が一つ……どうも方言が新潟っぽくない点です。
おそらく、新潟では「~だべ」とは言わない気がするのです。
新潟も広いので、ひょっとしたらどこかで「~だべ」の地域もあるかもしれませんが。
調べてみると、東北・関東にかけての広い範囲で「~だべ」と類似の方言があるようです。
秋田の友人が言っていたのを思い出しました。
しかし、新潟は「~だべ」の範囲に含まれていないようでした。
ひょっとすると、タツゴロウの一族は、もともと東北に住んでいたのかもしれませんね。
親の世代は東北地方に居て、その後新潟に引っ越して、まだ世代を経ていないとか。
そのため、タツゴロウの方言は東北地方のテイストを含んでいるのかもしれません。
もしくは養父母の影響でしょうかね。
シルフェイド世界の「ニイガタ」は違うんだよ、という解釈も成り立ちますが(しかも有力ですが)、ニイガタ仲間としてちょっと寂しいので、 その説は無しの方向で考えております……。
ここからは余談です。
物語序盤のホームルームでのタツゴロウの自己紹介を、ニイガタ弁っぽくしてみました。
(Before)「えーと、オラはタツゴロウだべ」
↓
(After)「えーと、オレはタツゴロウだて(らて)」
(Before)「余るほど米もらってっから、欲しかったら言ってくんろ」
↓
(After)「余るくれぇ米もらってるすけ、欲しかったらば言ってくんなせ」
こんな感じでしょうか、あまり自信はないけれど。
祖父母が話す新潟弁は、以下のような特徴があります。
・一人称は男女とも「オレ」
じいちゃんもばあちゃんも、オレオレです。
・語尾のパターン「~だて・らて」「~らのう」「~らねっか」
左から「~だよ」「~だなぁ」「~じゃないか」みたいなニュアンス。
・「~から・だから(理由)」→「~すけ・だすけ・だっけ」
関西の「~さかい」と同じ語源だとか。
・「弟」「妹」→「オジ」「オバ」
これは初めて聞くとかなり混乱します。
アクセントが「オ」の方にきた場合、「弟」「妹」です。
アクセントが「ジ」「バ」の方なら、一般的な「おじさん」「おばさん」を表します。
新潟のオーバは、妹系。
・「やだね!」→「ヤラウェ!」
なんか文字にするとカッコいい。
・「無理やり」→「やりまか」
ばあちゃんの口癖ですごく印象に残ってます。
・「どうですか」→「なじらね」「なじらー」
How are you? と同じ。挨拶っぽく使われることも。
・「い」と「え」の区別がつかない。むしろ逆に聞こえてならない。
「いろえんぴつ」が「エロ淫ピツ」に聞こえます。ヤラウェ!
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